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SONY α7RV 最適なメモリーカードは?これを見ればわかる!SDカード編 【エクシーやなぎだのIT活用】

エクシーでは、HP活用動画活用IT活用の情報カメラの撮影方法を発信しているYoutubeチャンネルを開設しています

 

 

今回は、SONYなどのカメラに使用されるSDカードについて解説している動画を紹介します。

SDカードに記載されているマークや数字の意味を解説し、無数にあるSDカードの中から何を基準にどのメモリーカードを選べば良いのかが分かるようになりますので、メモリーカード購入する際の参考にしてください。

1.記憶容量の違い

まず、SDカードの種類ですが記録できる容量ごとに規格表記が変わります。SDは、2GBまで、SDHCは、4GB~32GB、SDXCは、64GB~2TB の容量となります。

皆さん、この記録容量だけ見て買っていませんか?「多ければ良い!」と思っていませんか?そうすると失敗します。

2.データ転送スピードの違い

 ①スピードクラス

SDカードには、3つのスピードクラスがあります。順番に説明します。

Cの中に数字が書かれた、この表記ですが、スピードクラスといって、SDアソシエーションで定められた速度規格です。データ書き込みの、最低保証速度を表しています。


クラス2、クラス4、クラス6、クラス10とあり、数字が大きいほど速度が速くなります。
クラス10(C10)は、10(10MB/秒)のデータ書き込み速度を保証しています。

 ②UHSインターフェース

 

更に規格でUHS-IとUHS-IIがあります。これは、インターフェース(接点)とデータの転送速度の違いです。SDカードの表側はこの部分です。

SDカード裏側のこの部分のピンの数ですが、UHS-I のSDカードがピン数9本に対し、UHS-II のSDカードは8本増えて、計17本になっています。

UHS-Ⅱ以上のカードは、裏側のピンが2列になっているため、機器側が対応していないと、UHS-Ⅰ規格として認識されます。

UHSの理論値では、データ転送速度がUHS-I で最大 104MB/秒、UHS-II で最大 312MB/秒となっています。


上図左のUHS-IのSDカードは、転送速度が95 MB/秒、
右のUHS-IIのSDカードは、転送速度が300 MB/秒、となります。

同じ容量でも転送速度などが違います。

 

 ③UHSスピードクラス

次にUHSスピードクラスについて説明します。
Uの文字の中に数字の1が書かれているものが「UHSスピードクラス1」、Uの中に3と書かれているものが「UHSスピードクラス3」となります。
UHSバスインターフェイス製品向けの速度規格です。

書込速度の違いで、「UHSスピードクラス1」は10MB/秒、「UHSスピードクラス3」は30MB/秒のデータ書き込みの最低保証速度を表しています。

SDカードとカメラなどの使用機器の両方がUHSスピードクラスに対応している必要があります。
もちろん、α7RVは、「UHS-II」「UHSスピードクラス3」に対応しています。

 ④ビデオスピードクラス

 

次にビデオスピードクラスです。

動画撮影時は、SDカードを選ぶときに、ここのVの数字が非常に大切になります。

 

4Kや8Kなどの高解像度の映像記録に応える規格として策定され、書込速度の違いで、
V6、V10、V30、V60、V90の5段階の数字で、データ書き込みの最低保証速度を表しています。

 

例えば、こんなSDカードの場合、


最大読込速度300MB/sでU3の表記はあり、Vの表記がない場合は、動画撮影時の書込速度は30MB/秒までと認識してください。

実際にこんなカードが存在しているのでご注意ください。動画撮影で使用するなら、必ず取説を見てカメラの仕様にあったVの表記のあるものを選択しましょう。

 

 

3.撮影シーンに合わせたSDカードの選び方

4Kや8K動画では、カメラの設定の「記録方式」と「記録ビットレート」で何を選ぶかで、必要なSDカードの種類が異なります。

α7RVの場合、ヘルプガイドに書かれています。

・使用できるメモリーカードを確認

 

「α7RV ヘルプガイド」と検索すると、このように表示されます。

 

ヘルプガイドのページを開き、検索窓に「メモリーカード」と入力して検索すると、

 

「メモリーカードの検索結果」が表示され、その中から、「使用できるメモリーカード」をクリックすると表示されます。

 

α7RVのヘルプガイドの内容に、フレームレートもわかるように書き出したのが下の表です。

動画の記録方式によって使用できるメモリーカードが違います。

記録方式と選択可能な最大の記録ビットレートで書き出しています。
(ビットレート=1秒間あたりのデータ量)


表を見ると
XAVC S 4Kの中で選択できる最大の記録ビットレートは60P/200Mbpsで、その場合のSDカードは、SDXC(U3以上,V30以上)と書いています。

XAVC S 4Kの中での中で200Mbps以下のビットレートなら同じSDカードの種類で大丈夫ということになります。同様に記録形式ごとに最大の記録ビットレートを書き出しています。

表を見ておわかりのように結論を言えば、動画記録の場合、SDXCカード(V90以上)があれば全てに対応できるということになります。

・表記がないと書き込みできない事も…

α7RVの記録方式でXAVC HS 8K でV60以上指定されている場合、このように転送速度が300MB/sでもビデオスピードクラスのVの表記のないSDカードを使うと書き込みできませんのでご注意ください。

・すべてに対応するには、こんなSDカード

従って、写真と動画を含め、α7RVの場合でこれらを全てに対応するには、例えばこんなSDカードになります。


SanDisk Extreme Pro や SONY TOUGHシリーズで解説します。表記に注意してください。
容量クラスがSDXC、インターフェースがUHS-ⅡでUHSスピードクラスが3、ビデオスピードクラスがV90この表記があるものを選びます。


SDカードのメーカーや種類はたくさんありますから、読出し速度だけでなく、書込速度もメーカーのサイトを見て確認しましょう。


ここでいう書込速度は、写真の高速連写撮影に影響します。詳細は、CFexpress Type A編でお話しています。高速連写が必要なければ、SDカードで十分です。 【CFexpress編のブログはこちら】 

4.【結論】α7RⅤにおすすめのSDカード

 

α7RVにお勧めのSDカードには、

・SONY SF-Gシリーズ SDXCカード 128GB Class10 UHS-II U3 V90
  型番:SF-G128T

・SANDISK Extreme PRO SDXCカード 128GB Class10 UHS-II U3 V90
  型番:SDSDXDK-128G-JNJIP

・ProGrade Digital SDXCカード 128GB UHS-II U3 V90
  型番:COBALT 300R

・DELKIN DEVICES BLACKシリーズ SDXCカード 128GB UHS-II U3 V90
  型番:DSDBV90128

などがあります。

 

SDカードの解説と、おすすめのSDカードをご紹介しましたが、α7RVでRAWを含めた高速連写を行う場合は、CFexpress Type Aのメモリーカードをお勧めします。それは、なぜか?

ぜひ、CFexress編をご覧ください。

 

エクシーのYoutubeチャンネルでは、今後も写真や動画の撮影方法などを公開する予定ですので、是非ともご覧ください。

視聴者の方々にとって有益な情報を配信できるよう努めて参りますので
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★DEKINのホームページで【エクシーやなぎだのIT活用】が紹介されました。
 https://www.hsgi-shop.jp/page/157

 

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