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α7RV カメラが上手くなるには飛行機撮影が最適!? 初心者必見! 伊丹スカイパーク編

エクシーでは、HP活用、動画活用、IT活用の情報、カメラの撮影方法を発信しているYoutubeチャンネルを開設しています。

今回は、SONYのカメラ α7RV に安定度の高いDELKINのCFexpressカードとSDカードを入れて、伊丹スカイパークで飛行機の撮影を行いました。

飛行機撮影は、実は色々な技術が濃縮されていて、カメラ初心者の方やもっとカメラを上手く使えるようになりたいと思っている方にとって最適な練習となります。

高速連写を使ってジェット機の離着陸シーンを撮影します。

撮影シーンごとにレンズの使い分けも紹介しますので、飛行機撮影をこれから始める方、何度か撮影したけれど上手くいかない方はきっと参考になると思います。

 

今回、レンズは、FE 24-70mm F2.8 GM II、FE 70-200mm F2.8 GM  II、FE PZ 16-35mm F4 Gを使っています。

結論を言うと、  飛行機の撮影に決まりはありません。どう撮りたいかで撮影方法が変わります。

たとえ撮影した写真が少し傾いても、ソフトで補正ができますし、最初は、F値やシャッタースピードをあまり気にせず撮影してみてください。F値やシャッタースピードの違いでどんな風に撮れるのかを体験した方が良いです。

撮影時の体勢

撮影時は、足は肩幅に開いて、体の安定度を意識してください。

 

慣れてくるとディスプレイに水準器を表示させ、脇を軽く締め、できるだけファインダー内の水準器が傾かないようにカメラを構えます。

飛行機を追従するときはそのまま腰を回転させて撮影します。腕だけでカメラを振ると傾いたり、縦にブレたりします。

 

グリッドラインの表示

グリッドラインの表示もしておきましょう。人それぞれですが私のお勧めは、3分割です。基本は、このように常に中央部分に飛行機がくるように撮影します。

α7RVは、解像度が高いので中央部分で撮影しておくと後で好きな場所でトリミングしやすくなります。

また、16mmなど超広角レンズを使うときには、歪みを避けるために特に注意してレンズの中央部分で撮影できるようにしましょう。このグリッドラインは重要な目安になります。

 

シャッタースピード

飛行機の離陸時の速度は、時速300kmぐらいで、着陸時では、時速250kmぐらいになります。

シャッタースピードは、1/800以上の速さなら、飛行機が止まっているように写せます。

上の写真のような、やや小型機は短い距離でスピードが上がりますので、飛行機を止めて撮るには1/1000までシャッタースピードを上げます。飛行機の大きさによって止めて撮るならシャッタースピードも微調整しましょう。

 

下の写真のようなジャンボジェット機は、

スピードが上がるまでに距離と時間が必要です。1/800でも大丈夫です。
24-70mmのレンズで焦点距離70mm F5.6 1/1000で撮影しています。

 

また、飛行機が頭上を通るような至近距離で撮影する時も1/1000以上にシャッタースピードを上げます。

日差しがきつい時には更にシャッタースピードを上げましょう。

 

α7RVのAF性能

さて、肝心のα7RⅤのAF性能ですが、実に速く正確にとらえることができます。

 

カメラの設定から、認識対象を飛行機、高速連射にします。

フォーカスは最初にコクピットを捉え・・・

次にボディ全体にフォーカスが移動します。

α7RVなら、飛行機撮影の基本をある程度理解していると、設定してカメラを向けるだけで、わりと簡単に撮影できます。

AIプロセッシングユニットの精度の高さを実感しました。

 

撮影事例の紹介

F値も自由に設定し、シャッタースピードも自由に速くしたり、遅くしたり、色々な方法で撮影してみてください。このカメラは大体、きちんと撮れます。もちろん、適正露出の設定は必要です。

解像度が6100万画素と高い分、トリミングの幅も広がり、絵作りの自由度は上がります。

 

例えば、こんな感じです。FDA(フジドリームエアラインズ)です。

24-70mm GMⅡ 70mm F5.6 1/1000 ISO160

小型機で短い距離でスピードが上がり、離陸することができます。70mmでまわりの情景も入れて撮影しています。

拡大するとこの通り、

α7RVの解像度の高さがわかります。

 

 

次は、STAR ALLIANCE(スターアライアンス)の飛行機です。

24-70mm GMⅡ 70mm F5.6 1/1000 ISO160

 

 

次は熊本県を拠点とする天草エアラインです。

一日一便 伊丹空港の離陸は、12時45分 です。

70-200mm  GM II  200mm F6.3 1/1000 ISO100

ここでのポイントは、離陸時、後ろにジャンボジェット機がいるところにさしかかった瞬間に撮影しています。

大きさの大小がわかりやすくしました。

 

 

次は、ANA の787です。

24-70mm GMⅡ 70mm F5.6 1/1000 ISO160 

787は、しなる翼が特徴的です。

 

 

次は、JALの行こうぜニッポンです。

24-70mm GMⅡ 70mm F5.6 1/1000 ISO160

ボーイング767の中型機です。頭上の赤色灯が点灯した瞬間を捉えました。

 

 

 

次は、JAL One World のジャンボジェット機の離陸時の撮影です。客室は390席ほどあります。

24-70mm GMⅡ 70mm F5.6 1/800 ISO100 

機体が大きいのでスピードが上がるまでに距離と時間がかかります。1/800でも止まったように撮影できます。

 

今度は、着陸直後のOne Worldです。エンジンを逆噴射しているところです。

 

次は、ANA787の着陸シーンです。滑走路に接触した瞬間を捉えました。

70-200mm  GM II  200mm F6.3 1/1000 ISO100

本当は、400mmぐらいで撮影したかったのですが、α7RVは、6100万画素あるのでトリミングして好きな絵作りが可能です。

流し撮り

次は、流し撮りです。飛行機の流し撮りは、最初はシャッタースピードを1/125から始めてみましょう。こんな感じです。

(24-70mm 70mm  F7.1 1/125 ISO100)

飛行機はピントが合って止まって見えますが背景が流れていて、スピード感を演出できます。

 

慣れてくると少しずつシャッタースピードを落としていきます。1/60、1/30と落としていくとだんだん難易度が上がります。いざ、撮影してみるとこの意味が理解できると思います。

 

 

まずは、この写真をご覧ください。

F5.6、シャッタースピードが1/1000です。飛行機の背景を見ると建物がはっきりわかります。

 

で次に、1/125なると飛行機にだけピントが合い背景が流れはじめました。

 

次は、1/60 です。

(24-70mm 70mm  F5.6 1/60 ISO100)

背景が結構ボケています。飛行機にはちゃんとピントが合っています。

 

 

次に、1/30です。

(24-70mm 70mm  F5.6 1/30 ISO100)

ここまでくると背景が完全に流れています。けれど飛行機にはピントが合っています。

 

ここで、勘が鋭い方は、気づいたと思いますが、F7.1 1/125から次の写真では、F5.6に開いて、更にシャッタースピードが1/60や1/30で撮影すると確実に白飛びします。

ここで必要なのが、NDフィルターです。

 

NDフィルター

F7.1 1/125 の時は、ギリギリNDフィルターなしで撮影できました。その日の日差しの強さによって変わります。F5.6 1/60と1/30 は、可変NDフィルターを付けて適正露出になるよう調整してから撮影しています。

実際に撮影してみるとわかりますが、1/60、1/30になると、なかなかうまく撮れないと思います。

 

そこで、もう一つ大切なのは、飛行機と同じ速さで腰を回転させて撮影することです。

飛行機の機種によって、離陸時のスピードが違います。それを瞬時に判断して、飛行機の進むスピードに同調するように腰を回転して撮影します。早すぎても遅すぎてもダメです。

フォーカスは、α7RVに任せておくといいでしょう。

これらが全部できると、流し撮りが上手く撮影できるようになります。

 

まとめ

1.最初は、何も気にせずにF値やシャッタースピードを自由に設定して撮影してみましょう。

F値やシャッタースピードの違いでどんな風に撮れるのかを体験した方が良いです。

 

2.撮影時は、足は肩幅に開き、水準器を表示、脇を軽く締め、できるだけファインダー内の水準器が傾かないようにカメラを構える。

飛行機を追従するときはそのまま腰を回転させて撮影します。あとグリッドラインの表示もしておきます。お勧めは、3分割です。

 

3.機体の大きさやスピードに合わせて、飛行機を止めて撮るには、シャッタースピード、1/800、1/1000以上などを解説しました。

 

4.AIプロセッシングユニットの精度の高さを実感し、作例を紹介しました。

 

5.最後に流し撮りの方法を解説しました。シャッタースピード1/60、1/30となると背景が流れ、より飛行機のスピード感を演出できます。撮影の難易度も上がりますが、是非活用ください。

 

 

 

今回は、伊丹スカイパークでの飛行機撮影を紹介いたしました。

次回は千里川土手で、頭上を飛行機が通りすぎるところを撮影したものを紹介します。

 

 

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