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α7RⅤ プロが見た!5つの注目ポイント【エクシーやなぎだのIT活用】

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今回は、SONYから11/25に発売された「α7RⅤ」の注目ポイントを紹介しています。

α7RⅤ じっくり個別体験会

先日(2022年11月上旬)、ソニーストア大阪にて、プロ向けに
「α7RⅤ じっくり個別体験会」というものがあったので行ってきました。

言葉の通り、1時間個別でじっくり
良くなった点などを聞いて、実際にカメラを操作してきました。

α7RⅤは、とにかく進化ポイントがたくさんあります。
ここでは、ほかであまり話していない5つの注目ポイントを話します。

1.AIプロセッシングユニット

2.位相差AFが 693点

3.ホワイトバランス精度向上

4.ブリージング補正機能

5.HDMI端子 タイプA

AIプロセッシングユニット

これによりAFの精度が飛躍的に上がりました。被写体の骨格情報を認識して、その動きを高精度に捉えることができます。

そこで、今回の体験会で一番驚いたのが、実際にソニー社員の方が
マスクをして片目をバインダーで隠し
その状態でしゃがんで椅子の陰に完全に隠れ
徐々に頭から姿を現し、
顔が上半分も見えていない状態で

なんと、見えている片目の瞳にフォーカスが瞬時に来ました。

これは本当に驚きました。これなら、悪条件の撮影や、自由度の高い構図でしかも瞳にパチッと合った高精細なモデル撮影ができるなと容易に連想できましたね。
この他、[人物]以外に、[動物]、[鳥]、[昆虫]、[列車]、[車]、[飛行機]など、
静止画・動画を問わず被写体を撮影できます。

例えば、車の斜め前に人物が立って撮影した場合、被写体を[車]に設定すると、人には一切AFがこなくて、車にしかいきません。
通常、カメラは手前にある被写体にAFがきますよね。このα7RⅤは、前後は関係なく設定した被写体にオートフォーカスが働きます。構図を考え、カメラを向けるだけで非常に思い通りの写真が撮りやすくなります。

位相差AFが693点

α7RⅢの位相差AFの399点に比べ、α7RⅤは693点に増えたことで、より細かなピント合わせが可能となります。
当然、6100万画素もあるとシビアなピント合わせが求められます。
実際に撮影してみて、これは使えるなと思いました。

ホワイトバランスの精度向上

カメラ前面に物理的に「可視光+IRセンサー」を搭載し、AIプロセッシングユニットの働きもあり、より正確なホワイトバランスが得られるようになりました。
実際の色をほぼ忠実に撮影できるようになりますね。

下の写真ですが、ソニーストアにあったオブジェで、α7RⅢよりα7RⅤの方が本当に目で見たままの撮影が出来ました。

以前、お客様のホームページ制作で雛人形や兜の撮影があったのですが、周りが暖色の電球で雛人形の真っ白な顔が色かぶりをして、やや茶色になる状態だったのですが、α7RⅢでホワイトバランラスをカスタムセットして撮影し、更にソフトでホワイトバランスの微調整を行いました。


このように色を忠実に表現するシビアな商品撮影では、どうしても追い込んだ設定が必要だと思いますが、そうでなければ、大概、α7RⅤのオートホワイトバランスは、撮影効率を上げるでしょう。

ブリージング補正機能

ブリージングとは、フォーカス移動時に起きる画角変動のことを言います。
このブリージング補正機能は、その画角変動をできるだけ起こさない機能なんです。

私は、動画撮影でこれが欲しかった機能なんです。
お仕事の動画撮影は、α7SⅢとFX3とα6600で行っていますが、どのカメラにもブリージング補正機能はありません。
そこで、α7Ⅳに、この機能がありますが、ブリージング補正機能だけのために買うのもな~と思っていました。

α7RⅤは、この機能がつくことで高画素機でありながら動画撮影にも活用できて素晴らしい1台になったなと思っています。

HDMI端子 タイプA

え?それがプロの現場とどう関係あるの?と思うかも知れません。これはかなり重要なのです。

私が持っているα7RⅢは、HDMI端子タイプD(下図左)、α7RⅤの端子はタイプA(下図右)。大きさと形状が違います。

先日、こちらのライブ配信の業務を行った際↓↓↓

会場が薄暗い環境だったので、その時使ったカメラが
高感度に強い α7SⅢとFX3です。この二つは、HDMI端子がタイプAになっています。

複数台のカメラを使用する場合、カメラとスイッチャーをHDMIのタイプAのケーブルで双方接続しなければなりません。
このライブ配信の時は、撮影するカメラが2台でよかったのですが、もし3台のカメラを使ってライブ配信する場合、現状なら、3台目のカメラとしてα7RⅢのHDMI端子タイプDに変換コネクターで変換してから、タイプAのHDMIケーブルで接続することになります。
タイプDはコネクターが小さく、ひっかけると抜けやすいです。

更に変換コネクターを使うと、場合によっては接触不良で映像にノイズがのったり、最悪は消えることもあります。
お仕事で撮影する以上、こんなリスクは回避しなければなりません。

そこで、α7RⅤなら、HDMI端子がタイプAになるので、安心して接続できます。またNINJAなど外部の録画モニターに接続する時も、HDMIタイプAになるので活用範囲が広がります。

まとめ

以上が、プロにとってありがたい、α7RⅤ 5つのポイント!です
撮影現場では、必要なものばかりです。

もう一度、まとめると・・・

 1.AIプロセッシングユニットでAF性能が向上

 2.位相差AFが693点で、より細かなピント合わせが可能になり
   6100万画素をフルに活用できる

 3.ホワイトバランスの精度向上で色再現性が良くなった

 4.動画撮影時、ブリージング補正機能で画角変動が起きなくなった

 5.HDMI端子がタイプAになったことで安心度と活用範囲が広がった

プロカメラマンでもある、弊社社長の柳田が
今後、写真や動画の撮影方法などを公開する予定ですので、是非ともご覧ください。

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