エクシー動画担当の斎藤です。
前回のブログ『動画で企業紹介・商品PRがなくてはならない時代へ』でもご紹介しましたが、プロモーション動画におけるBGMの重要性と様々な効果についてお話します。
動画BGMのマスキング効果
動画BGMの効果の一つ目は、マスキング効果です。
マスキング効果とは、余計な雑音を気にならなくさせる効果の事です。
代表的な例としては、レストランなどで流れているBGM。これによって、ほかのお客さんの話し声や、厨房で料理をする音などが、あまり気にならなくなります。
テレビなどの音が無い夜中に、冷蔵庫のモーター音が気になってしまうのも、これと同様の事です。
つまり、動画の途中でインタビューが入る場合は、BGMの音量を落として人の声を聞き取りやすくします。
しかし、インタビューやナレーションの収録中に入ってしまったノイズをマスキングする効果もありますので、BGMは完全に無くさずに、かすかに聞こえている状態にしましょう。
収録中に入ってしまうノイズとは、
・周囲の環境音
・撮影機器の発するノイズ
・衣擦れ
・口から発生するノイズ(リップノイズ、タンノイズ、破裂音、ブレスノイズ)
これらのノイズは、音声編集作業で除去可能なものですが、BGMを小さく流すことで自然にノイズを気にならなくさせる事が出来るのです。
動画BGMのイメージ誘導効果
動画BGMの効果の二つ目は、イメージ誘導効果です。
その名の通り、見ている動画の雰囲気を変えてくれるのがBGMです。
動画の、理想的な所要時間は90秒~3分と以前ブログでご紹介しましたが(参考:最後まで観てもらえる動画を作ろう)、どうしてもそれ以上に長くなってしまう場合もあります。
そんな時は、動画の途中でBGMを変えてみるのも見る人を飽きさせない一つの手です。
動画BGMの注意点
上記の通り、
動画の効果をさらに高めてくれるBGMですが、活用にあたっては注意点もあります。
皆さんも「音楽著作権」というルールがあることはご存知かと思いますが、「動画のイメージに合うから」「今流行っているから」という理由で、TVなどで流れている音楽や、購入したCDの音楽を無断で利用することは禁止されています。
※音楽著作権とは http://www.jasrac.or.jp/copyright/index.html
※インターネット上の音楽利用 http://www.jasrac.or.jp/info/network/index.html
こういった音源を動画のBGMなどに利用したい場合は、レコード会社などの権利関係者に許可をとる必要があります。
また、ネットで『無料 BGM』などのキーワードで検索すると、著作権フリーのBGMを探すことも可能です。
しかし、商用利用は不可であったり、制作者のクレジットを表示する必要があるもの、ループ加工やピッチの変更が不可のものなど、それぞれの利用規約を確認しましょう。
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